取組をまなぶ

茶葉や茶殻をおいしく食べられるレシピや商品を開発

宇治の露製茶株式会社(福寿園グループ)

 宇治の露製茶は伊右衛門シリーズなど日本茶のリーフ茶、ティーバッグ等を国内・海外に向けて販売している会社です。

 急須でお茶を淹れると、茶殻が残ります。茶殻はそのまま捨てられてしまうことがほとんどですが、実は茶葉に含まれる栄養成分の70%は水に溶けずに茶殻に残されています。茶殻をまるごと食べることで、たんぱく質やβカロチン、ビタミンE、クロロフィル、ミネラル、食物繊維などお茶の栄養成分を丸ごと摂取することができますし、ごみの削減にもつながります。

 宇治の露製茶ではご家庭でもお茶を飲むだけでなく、茶葉を料理に使用したり、茶殻を召し上がっていただけるように普及活動をしています。ご飯のお供になる『味付けをした食べる茶葉(だし醤油、しば漬け、ピリ辛中風味)』の商品開発や、レシピの開発(玄米茶入り味噌焼きおにぎりなど)などを行っています。

味付けをした食べる茶葉(だし醤油)
玄米茶入り味噌焼きおにぎり

 また、ティーバッグの素材に土中の微生物により水と二酸化炭素に分解される生分解性フィルターを使用したり、生物由来のバイオマスインキを利用したり環境に配慮した商品開発も進めています。

 自然の恵みであるお茶づくりに携わる企業として、人生を潤し豊かにすることと自然環境を守り育むことが共存し、持続していく社会をめざします

参考:宇治の露製茶