取組をまなぶ

日本の天然資源“米ぬか”を余すことなく使い切る

築野グループ株式会社

 「食糧の安定供給が図れる事業で社会に貢献したい」との想いから事業がスタートした築野グループ株式会社は、日本の貴重な天然資源である“米ぬか”を使いこなす事業を展開しています。
 精米時に発生する“米ぬか”。昔は、飼料や肥料に使用される以外は廃棄されることもありました。 しかし、米ぬかは日本で唯一自給できる植物油の資源です。米ぬかをこめ油にアップサイクルすることは、食用油の国内自給率向上につながります。

 築野グループでは「米ぬかを余すことなく使い切る」ことを目標に、米ぬかの機能性成分を抽出精製した医薬品や化粧品原料の製造、インクや接着剤の原料になる工業用油脂の製造など、こめ油以外の新たな領域へと事業を拡大し、米ぬかの高度有効利用を推進しています。また、この技術を応用して、使用済み食用油から同じ品質レベルの工業用油脂原料を生み出す、リサイクル事業も行っています。
 米の副産物である“米ぬか”を100%有効活用することで 、循環型社会の実現を目指しています。

参考:つの食品