取組をまなぶ

国内初の「フェアトレード認証ごま」でニカラグアの生産者を支援

九鬼産業株式会社

 日本の食卓に欠かせない、ごま。ごまは暑く乾燥した地域で主に栽培され、国内で消費されるごまの99%以上は中南米、アフリカ、アジアなど諸外国からの輸入に頼っています。中米・ニカラグア共和国もそのひとつ。ニカラグア共和国は人口約660万人。地震やハリケーン、内戦などにより、多くの人が貧困に苦しむ開発途上国です。

 明治19年創業のごまの老舗・九鬼産業では、ニカラグア共和国の農園で栽培された「フェアトレード認証ごま」を使った商品の製造・販売を行っています。

フェアトレードとは直訳すると「公平・公正な貿易」。途上国で生産された製品を適正な価格で継続的に購入することで、生産者の生活改善と自立を目指す仕組みです。

 九鬼産業のフェアトレード商品の販売は、浄水タンクの設置や製造・栽培設備の導入など、現地の暮らしや労働環境の改善に貢献しているだけでなく、「フェアトレード認証ごま」の生産性・品質の向上にもつながっています。

参考:フェアトレード認証ごま(九鬼産業)